ラクトフェリン専科
 

もっと知りたいラクトフェリン

ラクトフェリンに注目される生理作用

新しい生命が生まれる過程で、母乳にとくに豊富に含まれているタンパク質が"ラクトフェリン"です。ラクトフェリンは、涙・唾液など外分泌液や好中球などに広く存在し、ウイルスや病原菌から私たちの身体を護ってくれる多機能性タンパク質です。特に、生命活動の要の役割を果たしている鉄の運搬、調整にかかわっており、新たな生理作用が明らかになってきています。

ラクトフェリンに注目される生理作用


例えば、肥満の人は体温が低い傾向にあります。多くの人は35度台で低体温です。体重が標準の人は、食事をとると一時的に体温が上昇して身体がほてってきますが、肥満の人の場合は、体温上昇が鈍化しています。つまり、肥満の人は、体温の上昇によるエネルギーの消費が少ない分、身体に脂肪がたまりやすいのです。ラクトフェリンを服用すると、基礎体温と食後一時間後の体温が上昇することが報告されています。ラクトフェリンが、基礎代謝を高め中性脂肪の燃焼を促すと考えられ、肥満対策に非常に有効であることが分かってきました。
肥満の中でも、メタボリック症候群で問題になるのは「内臓脂肪」の蓄積による肥満ですが、ラクトフェリンは、内臓脂肪の低減に役立つことも、研究で明らかにされています。

口内環境とラクトフェリン

口内環境とラクトフェリン

口の中には300種以上の細菌が住んでおり、生活習慣の乱れ、片寄った食事、老化などが重なると、病原菌が優勢となって、口臭が強くなったり、口の中が乾燥したり、口内炎、歯周病にかかりやすくなったりします。

特に、お年寄りは唾液の量が少ないため、この傾向は強くなり、口内が乾燥して会話が思うようにできなくなったりします。 しかし、唾液中のラクトフェリンを有効に働かすことができれば、口内の環境を整えることが期待できます。

口内環境とラクトフェリン

ラクトフェリンとアンチエイジング

年をとるにつれて皮膚にシワやシミができたり、骨がもろくなったり、病気にかかりやすくなります。これが「老化現象」です。
「老化現象」には酸素が深く関わっています。酸素は、生きるのに必要なエネルギーを生み出すうえで欠かせないものですが、一方では極めて危険な一面も持ち合わせています。体内に取り込まれた酸素は、エネルギーの産生に使われますが、同時に「活性酸素」も発生します。活性酸素に鉄・銅などの金属イオンが反応すると、毒性の強い活性酸素(ヒドロキシラジカル)が発生します。この活性酸素はあらゆる組織を攻撃します。特に標的になりやすいのが細胞です。攻撃を受けると細胞は酸化し老化を引き起こします。

ラクトフェリンとアンチエイジング
ラクトフェリンとアンチエイジング

ラクトフェリンは、鉄・銅などの重金属イオンと強く結びつく性質があり、遊離した鉄・銅イオンをすみやかに捕まえて毒性の強い活性酸素の生成を抑え、老化の進行を抑制します。